若(も)し夫(そ)れ情(じょう)の激(げき)する所、
濫(みだり)に事端(じたん)を滋(しげ)くし、
或は同胞排儕(はいせい)互に時局を乱(みだ)り、
為(ため)に大道(たいどう)を誤り、信義を世界に
失うが如きは、朕最(もっと)も之(これ)を戒む。
宜しく挙国一家(いっか)子孫相伝え、
確(かた)く神州(しんしゅう)の不滅を信じ、
任(にん)重くして道遠きを念(おも)い、
総力を将来の建設に傾け、
道義を篤(あつ)くし、
志操(しそう)を鞏(かた)くし、誓(ちかっ)て
国体の精華(せいか)を発揚(はつよう)し、
世界の進運(しんうん)に
後(おく)れざらむことを期すべし。
爾臣民、其(そ)れ克(よ)く朕が意を体(たい)せよ。
御名御璽